ゴルフ初心者の方がコースデビューして戸惑うことのひとつに、プレー中の『掛け声』の問題があります。
ゴルフには場面場面でお決まりの掛け声が存在するので一通り押さえておきましょう。
こればっかりは練習場で予行演習するわけにもいかないのでイメトレしておけばOKです。
間違っても打ちっ放しで『ファーっ!』とか叫んではいけません。出禁になります。
ゴルフの掛け声は…
えい、えい、むん! pic.twitter.com/5akVETt9Hc— ミライのサブ (@_FuTuRE22_sub) May 28, 2022
①『ファー』or『 フォワー』or『フォー』
とりあえず1つ目はマストで覚えておきたい掛け声『ファー』or『 フォワー』or『フォー』です。
使う場面としてはボールが人に当たりそうな方向に飛んで行ってしまった時です。
一番多いのはドライバーでのティーショットを打った際、隣のホールにボールが行きそうになったらとりあえず叫びましょう。
その方向にいるプレーヤーに防御態勢を取ってもらうためです。
ここであるある。
ティーショットを打った本人、ボールがあらぬ方向に行ったショックでとっさに『ファー』の掛け声出ない説。
とっさに固まって声が出ないケースもありますが、悲しみに打ちひしがれてる暇はありません。
気を確かにもってすぐに声出ししましょう。
まあ、同じ組のプレーヤーもすぐに声を出してくれるでしょうが、本人が声出ししないのはさすがにまずいので…
あと、同組内で一番若手のあなたは積極的に『ファー』を発していきましょう。
上司が声出ししてるのに、部下が出さないのはNGです。
ついでに、小さい声の「おざなりファー」もやめましょう。
危険を知らせるのが目的なのを忘れずに。
聞こえなきゃ意味がない…
『ファー』or『 フォワー』or『フォー』、結局正しいのはどの発音?
諸説ありますが、一番一般的なのはやはり『ファー』ですね。
HGばりに『フォー!』なんて言ってる奴、会ったことありません。
俺は今までゴルフでの掛け声を間違えたのかもしれない pic.twitter.com/BP1JFTtfmw
— 木木山奇 (@ikazihs) September 23, 2022
一説ではイギリス軍の号令である「Be were before」や、OBの判定や前方の様子などを伝える「Forecaddie(フォアキャディ)」からきているようなので正確には『フォワー』なんでしょうね。
それを言うならファーでは無く、
フォアーですね。語源はbeforeにあるforeですので。フォアキャディとも言うでしょ?もはやファーは日本語になっちゃってますがゴルフに携わるキャディさんなら正しく普及させましょうよー— Nakamichi Y (@YNakamichi72) August 23, 2021
でも実際叫ぶと『フォワー』って力入らないし言いにくいんですよ。
だから1回試してすぐに『ファー』に戻しましたよ、私は。慣れの問題だったかもしれないですが。
② ナイスショット
これは文字通り、いいショットをしたら称えるための掛け声ですね!
ちなみにミスショットで「ちょっと」しか飛ばなかった時、昭和世代は『ナイスちょっと!』と叫びます。
ナイスちょっと👌 pic.twitter.com/FzhJRfh6G9
— ま ゆᗦ (@Ma__yutan) April 10, 2021
若人の皆さんは初めて聞いても顔をひきつらせないように。
笑顔で聞き流しましょう。
あと、昔こんな曲があったりもしまして…
夜も一生けんめい'S - ナイスチョット / イミテーション・ナイスチョット [1991.9.25]
M-1.杉本彩&逸見政孝 作詞:長戸大幸 作曲:織田哲郎 編曲:池田大介
(最高85位 / 0.9万枚 / 1991年度 年間544位) pic.twitter.com/VWY53VUsXu— JMF (Second) (@JMFLibrary) April 24, 2021
作曲、織田哲郎なんですよね。
オリジナルは黒田アーサー+長保有紀だけど、逸見政孝さんのほうが印象深いです、平成教育委員会世代としては…
そういやなんかのイベントで、小学生の時、逸見さんを見た記憶が…
あやふやだけど、そこで司会をしていたような…日能研の卒業式だったかな???
記憶があやふやだ…
ナイスショットの注意!
これまたあるあるの話として、適当にボールの行方も見ずに「ナイスショット!」っていう奴、結構います。
確かに出だしは良さそうなティーショットでも、次第に巻いていきバンカーやOB、ワンペアゾーンに行くこともあるわけで。
そうなると言われた方はイラっとくるんですよ、自分のミスも相まって…
だからボールの行方をきちんと見届けた上で掛け声をかけましょう。
いい加減な掛け声をする奴、嫌われますよ。
あと、声のトーンも気になる人はいるようです…
女子ゴルフで大声で「ナイスショット!」って叫ぶ、昔のアイドルの親衛隊みたいなオッサンたち…めっちゃウザい
— のぶちゃん (@nobchan45) April 1, 2017
女子ゴルファーの取り巻き連中ってホンマにウザい。なんでもかんでもナイスショット!って。「いやあれはちゃうやろ」って。自分でゴルフやってない?ただの追っかけなら応援の仕方変えた方がええよ。具体的に良かった所を褒めたらええねん。ミスは放置か切り替え切り替え!やってたらわかるやろ。
— レフドラ 甲子園わかさ生活看板前住人 ブロッ子🥦 (@Lefdra_west) May 17, 2019
そうですね、ナイスショットじゃない時は静かに放置してましょう。
若手社員が上司のショットにヨイショのためか何でもかんでも「ナイスショット!」って言ってて、それが続いてたら上司に注意された場面見たことあります。
そういう奴は空気が読めないから大抵仕事もできないです…
「グッショ!」っていう奴
海外ではこちらが使われます。
「グッドショット」の略ですね。
使う分には構いませんが、正直上級者感が出てしまうので、100を叩くような人が言ってるのを聞いたら半笑いになってしまいそうです。
ご自身のキャラ、腕前を考慮した上で発しましょう。
ちなみに平均スコア96の私は使ったことがありません。
その程度の腕前でカッコつけてるって思われるのが嫌な小心者なので 😎
③ナイスアウト(ナイスリカバリー)
こちらはバンカーや林からボールが綺麗に出た時に使います。
バンカーからグリーンオンした時、林からフェアウェイに戻した時とかですかね。
ナイスアウトからの横浜隼人 pic.twitter.com/do0RwhzXGm
— キノゴルフ【ドラコンプロ】 (@kinogolf) September 28, 2020
ナイスリカバリーよりはナイスアウトの方が頻度は高いかな。
ちなみに「ナイスリカバリー」よりは「ナイスリカバー」の方が言いやすいです。
④ナイスキック
たまにボールを産んで打ちやすいところにしれっとキックする輩がいますが、そんな時に使う言葉ではありません。
ボールが斜面にぶつかってグリーンオンした時とか、木にぶつかってOBゾーンからフェアウェイに戻ってきた時とかに使います。
ゴルフで目上の人褒めるときの言葉3選
・え?今の7番ですか?5番じゃなくて?すごいっす
・ナイスキック!すごいっす
・ここから寄せるのすごいっす— 卓吉村 (@MR72169905) August 11, 2022
⑤ステイ
ボールが止まって欲しい時とかに使います。
打った本人も言いますね。
グリーンに着弾したボールが意外に速く転がってオーバーしてしまいそうな時とか「ステイ、ステイ、ステイ…」なんて叫びます。
ゴルフで他の人が良い球打ったらナイスショットって言いますよね?
あれ、海外ではグッドショットらしいですよー
それと、ボールが転がり落ちそうな時はストップではなく、ステイ!が正しいですえ?うん、それだけです☺️
— YTK@コーヒー好き (@YTK31204493) March 5, 2019
⑥ナイスタッチ
グリーン上でうまく寄った際に使います。
入ったら「ナイスイン」のかけ声なので、ロングパットを寄せた時に多用しますね。
個人的には「ナイタッ!」って言ってます。
日本では、入らなくても、距離が合えばナイスタッチ、難しそうなラインや下りで攻めたパットをしたなと感じた時は、ナイストライと言いますが、英語では言うのかな?
— accord3950 (@accord3950) November 11, 2021
ゴルフに行くと、「ナイスショット!」「ナイスタッチ!」「ありがとうございます」とポジティブな言葉を、一日中浴びたり発したりする。言われる方も言う方も、メンタル的にすごくプラスの影響がありそうなマナーだなとふと思った。
— もりみき / 出版社の経営管理 (@mikio_76) December 6, 2020
まとめ
主要な掛け声を見てきました。
全般的に言えるのは「適当な声掛けをするくらいなら止めておきましょう」ということ。
ミスショットに後に適当に励まされるくらいなら黙ってくれてた方がマシです。
ただ、いいショットをしたら気持ちよく声掛けしてくれると特に初めての人とは気持ちよく回れるので積極的にお願いします!