女子ゴルフ界11月末の風物詩と言えば、シード落ちした選手たちが来期の出場権をかけて争う「QT」ですね。
(プロテストに合格したばかりの方々等も含まれますが…)
クォリファイングトーナメント(Qualifying Tournament)の頭の文字を取ってQTと呼ばれています。
ちなみにQualifyingは『予選』って意味らしいです。
そういやオリンピックでよく見かけるQの文字ってこの意味だったんですね。
東京オリンピックスケートボードの3位までのマークがQで〜す pic.twitter.com/u3HpUIl04C
— yumenozi血液型占い (@yumenozi1) July 25, 2021
それでは制度の詳細を見ていきましょう!
吉田弓美子ちゃん
ファーストQT無事に通過
やればできる子全開だよー😁 pic.twitter.com/lJyq06qga8— 民泊パパ (@2DgKa6iCPJkPSEX) November 26, 2022
QTで何が決まるの?
QTの順位によって、翌年度のレギュラーツアーやステップアップツアーの出場資格が決まります!
レギュラーツアーの事ばかりがピックアップされがちですが、まだそのレベルに達していないプロ達にとっては、その下部ツアーであるステップアップツアーに出場できるか否かの選定ラウンドにもなっています。
要は来年の職場がどこになるかの分かれ道となる試験ですので、そりゃ緊張しますよね…
プロゴルファーのQT最終日というのはすごいプレッシャーなんだろうな。
下手すりゃ一生の方向がその一打にかかってるわけだ。
ボール一個池ぽちゃすると勿体無いなという緊張感とはわけが違うんだろうな— @atos_golf (@atos_golf) November 30, 2018
QTって何回あるの?
ファーストステージとファイナルステージの2回に分かれます。
ファーストステージの出場資格(2022年度の場合)
- JLPGA会員(ティーチングプロフェッショナル会員を含む。)
- 2022年度JLPGA最終プロテスト合格者
2022年のファーストステージは3ヶ所で実施され、それぞれ上位20名前後がファイナルへと駒を進めました。
ファイナルステージの出場資格(2022年度の場合)
- 2022年度のJLPGAツアーのシード選手で、翌年度のシード権を獲得できなかった者
- 2022年度JLPGAツアー「大王製紙エリエールレディスオープン」競技終了時点のメルセデスランキング56位から70位の者(いかなる場合においても、繰り下げは行わない。)
- 2022年度トーナメント特別保障制度適用者で、翌年度のシード権を獲得できなかった者
- 2022年度ステップ・アップ・ツアー競技及びステップ・アップ・ツアー特別競技の優勝者
- 2022年度ステップ・アップ・ツアー賞金ランキング3位から10位の者(いかなる場合においても、繰り下げは行わない。)
- 2022年度JLPGA最終プロテスト第1位の者
- ファーストステージからの進出者
- 上記以外でJLPGAが承認した者
ファイナルステージには合計96名が出場しました。
この投稿をInstagramで見る
何位までに入ればいいの?上位に入らないとどうなる?
まずは96人中、上位35位以内を目指す形になります!
この12.30にどうしても行きたくて
QT35位以内に入ったら見に行くって決めて、頑張りました。必死この一戦を見逃したくない!
って気持ちで大分から後楽園まで遠征します😤初の。笑誰か一緒行く??笑笑 https://t.co/L0zt0UKNVJ
— 但馬 友 (@yu___tajima) December 20, 2019
なぜ35位以内なのか?
大会によって出場可能人数は異なる訳ですが、優先順位は以下の通り。
- シード選手(永久、年間、準シード)
※準シード=メルセデスランキング51位~55位、ステップアップツアーの賞金ランキング1位、2位の選手
第1回リランキングまでの前半戦の試合に出場可能(約20試合)
【女子ゴルフ】2024.7時点の永久シード選手と、今後獲得しそうなプロを予想する
スポンサーリンク 2022年も盛り上がるであろう百花繚乱の女子ゴルフ界。 去年は稲見プロが賞金女王となりましたが通算勝利数は10勝で永久シードまでにはまだ時間がかかりそう… ただでさえ次から次へと有望 ...
続きを見る
- 推薦選手
- QT上位の選手
仮に1と2で50名+20名が埋まった場合、残り35名前後の空きとなることが多いので、そこでQTファイナルの順番が大事になってくるという流れです。
ゴルフ情報ALBA.Netによると…
今季は第1回リランキングが行われた7月の「ニッポンハムレディスクラシック」までに19試合を実施。
34位までだった選手はフル出場が可能で、35~39位までの選手もほとんどの試合に出場することができた。
40位台の選手が出られたのは最大で10試合。
これが50位台になると最大で5試合になり、60位台だと前述したように64位までが2試合と激減する。
ちなみに下部のステップ・アップ・ツアーは、100位以内であれば問題なく全試合出場が可能。
とのことでした。うん、わかりやすい。
ですので、QT下位で前半戦は試合に出られなくとも、リランキングで上位に入っていれば、後半はレギュラーツアーに出場も可能となってきます。
その代わり、前半戦はステップアップツアーが主戦場ですね。
【2022年女子ゴルフ】JLPGAファイナルQT結果速報&個人的注目美人選手!
スポンサーリンク 2022年女子プロゴルフシーズン最終戦、山下美夢有プロのリコーカップ制覇も束の間、11月29日(火)からは2023年前半戦出場優先順位を決める最終予選会がはじまります。 いわゆるひと ...
続きを見る
QTの結果を見守る、ツイッター上の応援コメント
ファイナルQTの初日結果が発表され、山田彩歩プロの好スタートは本当に嬉しいです❣️天候悪そうで心配していましたが、良かった🤗まだ初日で1ストロークが重い状況ですが、今日のようなプレーを積み上げていくしかありません。実力拮抗は当然。戦略と好調キープだけが自分にできる努力。
— タマドン (@tamadon418) November 29, 2022
QTファイナルひかりちゃんスリーアンダー発進はまずまず。がんばって\( 'ω')/
— オリオン (@oriontap) November 29, 2022
新垣比菜の優勝でかいね
ファイナルQTからなら来季は最低でもステップには出れる。何年か前、女子プロを見に行った時に、男子仮設トイレのウ○コ待ちの時に俺の前に並んでたのが新垣父だった。顔が濃いからすぐ分かった。#ゴルフ
— エアリスGY55 (@GY5512) November 19, 2022
QTファイナル1日 泉田琴菜 -2(70) 25T
まずまずのスタートにしても若林舞衣子さんの-8(64)凄い
— 泉田琴菜@勝手に応援団 (@francescots3) November 29, 2022
【2023年QTトーナメントファーストステージ】注目美人女子ゴルファー紹介&最終結果速報
スポンサーリンク 2023年女子トーナメントも残り1試合(JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ)を残すのみとなりました。 ただし、こちらの最終戦は今年のツアー優勝者やメルセデスランキングの上 ...
続きを見る